関西弁超訳論語「百害あって一利なし編」日本語学校(八田真太)

2014/11/17

2014年継続企画 関西弁超訳論語

「僕はこれを学んだ!」

あなたの部下がミスをしました。大声で怒鳴りたくもなります。でも、ちょっと待ってください。大声で怒鳴って解決する問題などこの世にはありません。今後の教育の為ですか?怒鳴って教育になることもありません。それは部下が萎縮して、何もしなくなるからミスが減るのかもしれません。怒鳴り声を聞いて周りも萎縮することでしょう。『怒鳴り』は百害あって一利なしです。自分の気持ちを抑えるのは大変苦しいものですが、『怒り』を抑えることができるようになればあなたの生活が今よりずっと楽になります。意外なことかも知れませんが、ストレスがなくなるのです。あなたの周りの上司で何かにつけて怒鳴る人がいるのではないですか?その人はもう怒鳴ることが癖になり、怒鳴ることで自分のストレスを発散させているのです。とんでもない上司ですね。部下のミスが発覚した時、怒りたくなる気持ちを数秒でぐっと抑えて、「よし、わかった。どうやって解決しようか。」誰しもそう言ってくれる上司に付いて行こうと思うはずです。また、事あるごとに面白がって昔の失敗を蒸し返さないこと。言う本人は面白くても言われる本人は面白いはずがありません。他人の昔の失敗は忘れましょう。忘れられなくても口に出さないことです。

心に沁みる大阪弁

八田真太

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