関西弁超訳論語「失敗の仕方編」日本語学校(八田真太)

2015/01/13

関西弁超訳論語

 

「僕はこれを学んだ!」

例えば人にお金を貸して、返ってこなかったとしましょう。それが原因で10万円を損した人と賭け事をして負けて10万円を損した人。この二人は10万円を失ったという結果は同じですが、まったく同じ性格の人間でしょうか?そうではないはずです。結果が大事だと言われますが、同じように経過もとても大事です。どんな方法で成功したのか?どんな原因で失敗したのか?もしあなたの部下が失敗しても頭ごなしに叱責することは少し待ってください。なぜそういう方法を選んだのか、きちんと話を聞いてみては如何ですか?もしかしたらあなたの部下はとても思いやりのある人物かもしれません。その思いやりが仇となって失敗したのなら・・・・部下の失敗を頭ごなしに叱る上司は部下から尊敬されるでしょうか?部下の失敗は頭に来ると思います。そこをぐっと我慢して部下の失敗の原因を落ち着いて考えましょう。もしかしたら、褒めるべきところがあるかもしれません。失敗したのに褒められ、それから指導された部下はあなたのことをきっと尊敬するはずです。

心に沁みる大阪弁訳

 

動物イラスト

八田真太(HATTA SHINTA)
1977年神戸市出身。立命館大学卒業後、単身中国広州に渡り日本語学校を設立。広州市柔道協会日本人顧問、広州日本語教師連絡会会長等。雲南省に「雲南省恵民郷八田希望小学校」寄贈。好きな言葉は「人間万事塞翁が馬」。近著に「孔子がもし関西人だったら?」というコンセプトで「論語」を関西弁風にアレンジした「関西弁超訳論語(アールズ出版)」が全国の書店にて絶賛発売中!
ブログアドレス:http://schoolcity.jp/koucyou
Eメール:hatta_shinta@joyful-net.com

Pocket
LINEで送る