日本語プレイグループ「petit monmon」ミッドレベル

2014/01/07

日本語プレイグループ

日本語プレイグループの様子子を持つ親にとって海外生活が長くなると、子供の日本語はもちろん、日本の文化にも触れる機会が少なくなる。日本の季節や文化を感じることができる場は多くない。そう感じている親に是非一度参加していただきたい日本語プレイグループ「petit monmon」。

「子供の日本語を上達させたい」「気軽に日本文化に触れてもらいたい」そんな希望を持った親の要望に応えているのが同プレイグループを主催されている淳子先生。元々日本の教員免許を持つ同先生、細部にわたるそのカリキュラムの組み立てはさすが。まさにその道のプロで、大人が見ていても楽しくなる盛りだくさんの内容だ。クラスは現在3歳～4歳のグループ。6歳～7歳のグループで構成されている。さらには4歳～5歳および5歳～6歳のグループも現在開設準備中だというからその人気の高さが伺える（人気のクラスのため、お申し込み時にウェイティングとなる場合がある）。

petit monmonの様子クラスの内容はもちろん全て日本語で、絵本の読み聞かせや歌、手遊び、工作、季節ごとのイベント、そしてまた、楽しい子供達の料理の時間も設けられている。みんなで協力してこねこね、まぜまぜしてお互いに協調性や譲り合う心を覚えてもらう、そんな意図も隠されている。そして最後にみんなで頑張って作ったものを美味しく試食する。子供たちの笑顔で溢れていた。日本語で目で見て、耳で聞いて、口から発して、手も沢山動かす。まるで日本の幼稚園に来たかのような感覚になるほどだ。少人数なので1人1人に合わせた指導も行き届いている。習い事として日本文化やマナー、日本語力などを学べる施設は香港では数少ないが、同プレイグループはその不安を解決してくれそうだ。さらに、日本で話題の「花育」を実践している。子供達が花に触れることによって生命や個性について考えることを促していくとされている花育の定義。大人でも花を見たり、触れたりすることで気持ちが癒されるように、子供達の柔らかい心にもその想いは届いていく。はさみで好きな高さに切って、色の調和を考えながら自分の決めた場所にさしてアレンジしていく。大人のように迷いなくすらすらと生けてゆく姿はまるで小さなアーティストのようだ。他にも基本的な挨拶やマナーなど、遊びを通して学んでいけるので子供達はのびのびとクラスを楽しんでいる。

日本語プレイグループ　クリスマスパーティー同先生の長年に渡る子供教育の経験を生かした方法で、日本の伝統文化や勉強を体験、そして生き生きと楽しみながら日本語力がついていくお手伝いを提供している。

petit monmonのクリスマス最近では体育館を借りて、体を思い切り動かしたり、昔ながらの遊び（だるまさんが転んだ、かごめかごめ、ハンカチ落としなど）を行ったり、みんなで新聞紙を使って街づくりをしたりと、それがお料理の時間と並んで子供達に人気の活動となっているという（お料理と体育館での活動は6歳～7歳児クラス限定）。またクラスに応じて国語的な内容（ひらがな、カタカナ、漢字）や算数的な内容（かず、たしざん、ひきざん、図形など）や書道の時間も設けられている。