関西弁超訳論語「料理人編」日本語学校(八田真太)

2014/01/20

2014年もよろしゅうたのんまっせ

関西弁超訳論語~論語って素敵やん!

「僕はこれを学んだ!」

ここでは「器=人」と考えましょう。器というのはそれぞれの料理によって使える用途が違ってきます。そう、万能の器などないのです。同じように万能の人というのもいません。しかし、どんな器でもうまく使いこなせる料理人はいるでしょう。君子もその料理人のようでなければならないと言っているのです。どんな器でもその器に合った料理を作ることができる料理人。どんな人と出会ってもその人に合った話や態度で接することができる人。それが君子だということです。あなたにも苦手な人が少なからずいることでしょう。上司ですか。先輩ですか。お客様ですか。もしかしたら身近な家族の中にいるかもしれませんね。苦手な人がいると考えるだけでストレスに感じたり、その人と会わなければならないとなると気が滅入ってしまうものです。そんな時は「私はどんな人でも上手く調理できる料理人。今日はあの人をどうやって調理してやろうか。」そう考えてみませんか。調理のコツは余計な手を加えないこと、素材の味を生かすことです。あなたにもきっとできると思いますよ。

関西弁超訳論語「料理人編」

 

八田真太(HATTA SHINTA)
1977年神戸市出身。立命館大学卒業後、単身中国広州に渡り日本語学校を設立。広州市柔道協会日本人顧問、広州日本語教師連絡会会長等。雲南省に「雲南省
恵民郷八田希望小学校」寄贈。好きな言葉は「人間万事塞翁が馬」。近著に「孔子がもし関西人だったら?」というコンセプトで「論語」を関西弁風にアレンジした
「関西弁超訳論語(アールズ出版)」が全国の書店にて絶賛発売中!
ブログアドレス:http://schoolcity.jp/koucyou  Eメール:hatta_shinta@joyful-net.com

Pocket
LINEで送る