［ Alessi ］

世界70ヶ国以上で展開するイタリアのハウスウェアメーカー「Aless（アレッシィ）」から、2015年春夏コレクションが3月末に登場。1921年、イタリア北西部・ストローナ渓谷にあるオメーニャ市に金属工房として生まれた同社は、食卓の芸術を追求し、伝統を引き継ぎながらもユーモア溢れる製品を提供している。今年は、世界的デザイナーのフィリップ・スタルク氏が手掛け、同ブランドにおいて最も知名度の高いアイテムとなったシトラススクイーザー「ジューシーサリフ（Juicy Salif）」が25周年を迎える記念の年でもある。ミステリアスで思わせぶりな曲線美が印象的なジューシーサリフ。25年経った今も、その美しさ、斬新さは世界中を虜にし続けている。

まず同ブランドを代表するオランダのデザイナー、マルセル・ワンダース氏による「Dressed」と「Dressed in wood」シリーズを紹介しよう。こちらは「美しいドレスのように、秘めた魅力を引き出す」というコンセプトのもと、朝食シーンをイメージしてデザインされた製品。なかでも「Dressed in wood」シリーズは、同社が絶対的な信頼を寄せるストローナ渓谷に住むクラフトマンによって、ブナの木から製作されている。

      
続いて注目の製品は、毎年様々な装いで限定発売されるボトルオープナーだ。2015年の新作「AlessandroM. – Duomo di Milano」は、栄養と健康をテーマにした大々的な国際市が今年ミラノで開催されることを記念して製作された。シェフの形にデザインされたこのオープナーは、コック帽の代わりに、トップに金のマリア像が光るドゥオーモ（大聖堂）を乗せている。ワイン好きには見逃せない一品だ。

生活シリーズにおいては、フランスの若きデザイナー、ポーリン・デルツァー氏によりバリエーションの幅がさらに広がった。室内を彩るインテリアとしての機能も兼ね備えた「Pierrot」シリーズのコートスタンドは、シンプルなデザインでどんな部屋にも合う。また、グイド・ヴェンテュリューニ氏デザインの、最先端の技術を駆使しメタルをレースのように加工した「Opus」シリーズは、室内を豪華に演出してくれる。シート状のメタルに精妙なレーザー照射を繰り返し行うことによって成型された「Opus」には、今までの金属加工にはない繊細さを感じることだろう。さらに、食卓を芸術的に飾るアイテムとして、ピーター・ズントー氏が生み出す天然石のような美しいフォルムと質感の調味料入れは見逃せない。クリスタルガラスを用いたこの製品は、調味料を入れるのがもったいないほど美しい。ギフトにも喜ばれるアレッシィの新商品。ぜひ香港内の店舗に足を運んでみよう！

Alessi
ランドマーク店
住所：Shop 247, Landmark Prince’s, Central
電話：+852-2869-6377

ハーバーシティ店
住所：Shop 3230A, Gateway Arcade, Harbour City, TST
電話：+852-2175-0800

SOGO CWB店
住所：7/F., Sogo, CWB
電話：+852-2831-8903