クロスバイクのレンタルサービス展開!「Numb Workshop」銅鑼湾(コーズウェイベイ)

2016/02/18

Elektrokatze2風を切りながら高層ビルが建ち並ぶ都市を走り抜けることは、この上なく優雅で楽しい体験だ。都心のサイクリングと聞くと東京、パリ、アムステルダムなどの都市がまず思いつくかもしれないが、香港はどうだろうか。「サイクリングには向かないのでは?」と思う人が大半だろう。しかし実は今そのイメージを覆すような動きが起きているのだ。
ハワード・チャンは銅鑼湾(コーズウェイベイ)の「Numb Workshop」で希少ブランドの服、カバンなどの販売を手がける経営者だ。「私にとってサイクリングは生活の一部」とまで言うチャンは、次なる事業として香港におけるクロスバイクのレンタルサービスと、自転車置き場サービスを考えている。
香港のレンタサイクルサービスは長洲(チュンチャウ)島、坪洲(ペンチャウ)島などの離島のほか、新界エリアの大捕(タイポー)などで目にすることがあるが、銅鑼湾で見かけることはまずない。この大胆な取り組みにチャンは「香港に住むもっと多くの人にサイクリングを楽しんでほしい。自転車に乗ることで新たな発見があるはずだ」と自信を滲ませている。
そして今年秋に開始予定のこのチャレンジングな事業とコラボしているのは、香港在住の2人のデザイナー夫妻、ソニア・チョウとハスチャン・ポーリアンがデザインから製作まで担う「Elektrokatze(ドイツ語で『稲妻のネコ』の意)」だ。スタイリッシュなデザインが特徴のこのクロスバイクは、2013年に香港設計師協会(HKDA)の賞を3つ受賞した。
同夫妻が経営する「ChowPourianLab」は希少ブランドを有する企業を相手にブランドコンサルティングなどを行っていたが、自転車デザインの依頼に対応する中で、2人は自らの手で一からクロスバイクをデザインしてみたくなたっという。そして「Elektrokatze」の商品化を後押ししたのが、サイクリングイベントで出会ったチャンだったのだ。
現在、「Elektrokatze」は「Numb Workshop」またはオンラインで手に入れることができる。「私たちは全てお客様の注文通りに作ります」と宣言するチョウによると、仕上げ方法からシートの高さ、ハンドルのタイプ、さらにバイクの色の注文まで自由にできるとのこと。パーツをすでに持っていてフレームだけが欲しい人にも、一から全部揃えたい人にも対応できるという。
チャンの新事業により今年秋から香港の街を自転車で滑走する人の姿を頻繁にみるようになるかもしれない。あなたも今のうちに世界に一つだけのクロスバイクをカスタマイズしてみては?

Elektrokatze1Numb Workshop
時間:月~日 13:00~22:00
場所:Numb Workshop, G/F., Causeway Place, 25 Haven St., CWB
電話:(852)2312-7007
ウェブ:http://www.numbworkshop.com
Elektrokatze
ウェブ:http://www.katze-customs.com
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