Jet Tone Films25周年記念!

2016/08/17

楽園の瑕花様年華

今年、映画会社のJet Tone Filmsが25周年記念を迎えた。これを記念して香港が誇る映画監督ウォン・カーウァイの4本の映画のサウンドトラックが、レコード盤とスーパーオーディオCDで再発売されることになった。ウォン・カーウァイの名前を聞いて懐かしいと感じる人もいるかもしれないが、彼の作品の中でもベストと評されるのは2000年公開の「花様年華(In the Mood For Love)」だ。今ではほとんど見かけることのなくなったレコード盤は、この映画の中で描かれている時代にちなんで発売された。サウンドトラックに収録されているのは、梅林茂作曲の「夢路のテーマ」やマイケル・ガラッソ作曲の「アンコールワットのテーマ」など。これらの曲はこの映画がウォン・カーウァイのベスト作品と呼ばれる所以の一つでもあると言われている。サウンドトラックに使われた他の3作は1997年公開の「ブエノスアイレス(Happy Together)」、1994年公開の「楽園の瑕(Ashes of Time)」、1995年公開の「天使の涙(Fallen Angels)」だ。またウォン・カーウァイがデザインしたアルバムパッケージやまだ公開されていない映画のシーンを切り取ったアート作品も、このサウンドトラックの魅力のひとつ。ウォン・カーウァイのファンなら絶対に手に入れるべき、絶好のチャンスを逃すな!

ブエノスアイレス天使の涙

Pocket
LINEで送る