イーストウェストメディカルセンターで南里清一郎先生の医療相談会が開催

2014/06/26

イーストウェストメディカルセンター

広州市天河区中信広場14階にあるイーストウェストメディカルセンターは、去る6月11日、12日の2日間、慶応義塾大学名誉教授・南里清一郎先生による乳幼児・小児定期健診及び邦人・進出企業向け医療相談会を開催し、好評を得た。

2年ぶりとなった同健診には約40組のお子さんとその家族が参加。保護者の方からは子供の発育・発達、予防接種や気候と病気の関連性など数多くの質問が寄せられた。南里先生からは「環境水準、衛生水準の高い日本と異なる生活環境にある海外での生活では、小児の定期・任意接種のどちらもスケジュール通りに行うようにし、感染を防ぐようにしましょう。また、お子さんの発育・発達で気になる点がある場合には、インターネット等の情報に惑わされるのではなく、専門家の先生に相談することが大切です」などの様々なアドバイスがあった。中でも多くのお母さん方が悩む卒乳のタイミングに対し、「心の栄養は母乳に勝るものはないのです。お母さんとお子さんの絆を生む大切なスキンシップですので、卒乳するにはお互いにストレスがかからない程度にゆっくりと進めましょう」というアドバイスがあり、お母さん方も安心した表情で先生の話に耳を傾けていた。

慶応義塾大学名誉教授  南里清一郎先生
企業医療相談では、予防接種や鳥インフルエンザ、また駐在員のメンタルヘルス面の質問が投げかけられた。それに対し南里先生からは「予防接種はA型肝炎・B型肝炎・破傷風・狂犬病・日本脳炎の5種の接種が大切です。これ以外にも腸チフスも比較的多く見られる感染症ですので、日本のトラベルクリニックで接種をしてから来るのが良いでしょう。鳥インフルエンザについては動向を注視し、マスクやタミフル等会社として備蓄を行うことも考えておくこと。メンタル面については身体の健康が心の健康に繋がるので偏りがちになる海外での食生活や飲酒の習慣などに気をつけ、メンタル面が気になる社員についてはチェックリスト等を使用して社員の状態を把握することが必要になります」といったアドバイスがあった。

今回の健診及び医療相談を通し、参加者の海外生活での不安を和らげ、今後の健康管理の指針を得られた人が少なくないのではないだろうか。なお、同クリニックでは通常同院の小児科専門医師による乳幼児定期健診(無料)を実施している。詳しくは電話で問い合わせをしてみよう。

乳幼児定期健診(無料)
健診日:毎週火曜・水曜
時 間:午後2時~4時
お持ち頂く物:母子手帳
電 話:(86)20-3879-7605

イ ーストウェストメディカルセンターイ ーストウェストメディカルセンター
住所:広州市天河区天河北路233号中信広場14階1401室
電話:(86)20-3879-7605
健康ホットライン:(86)138-2216-9509
診察時間:月~日曜 9:00~18:00 (時間外、祝日は電話予約制)
内科、小児科、婦人科、耳鼻咽喉科、皮膚科、理学療法、定期健診、予防接種ほか。
日本人スタッフ常駐 送迎車サービス有(要予約)
WEB:http://www.eastwestmedico.com

Pocket
LINEで送る