クロアチアのピアノニスト「マキシム」が深センでリサイタル

2015/05/11

日本では「マキシム」として知られるマクシム・ムルヴィツァ(MaksimMrvica)は1975年、クロアチア・アドリア海沿岸の美しい街シベニクで生まれた。9歳でピアノをはじめたが、1990年15歳の時にユーゴスラビア内戦が勃発。ピアニストになる夢を抱くことすら容易でない状況の中、音楽学校の地下室で練習を続けた。後に、ハンガリーのリスト音楽院で学びピアニストとしてのキャリアを重ねてきた。
モデル並みの甘いマスクに長身、ピアニストらしからぬファッションから「鍵盤のプリンス」の異名をもつ。事実、ドルチェ&ガッバーナやクリスチャン・ディオールなどのファッションブランドとのコラボを果たしている。容姿もさることながら、高く評価されているのはピアノの実力だ。躍動感と表現力に富んだ演奏は各界のアーティストをも魅了している。特にフィギュアスケート界での人気は高く、これまでロシアのイリーナ・スルツカヤやドイツのザラ・ヘッケンなど多くのトップスターが彼の音楽を使用してきた。羽生結弦も、2011~2012年シーズンのショートプログラムに彼の演奏によるアレクサンドル・スクリャービン「練習曲第12番嬰ニ短調 悲愴」を使用していたことが知られている。戦火を耐えぬいた異色のクラシック・ピアニスト「マキシム」―ステージで、彼の実力と魅力が全開となる!
マキシム マクシム・ムルヴィツァ(MaksimMrvica)

南山文体中心劇院 大劇院
住所:深セン市南山区南山大道
日時:5月27日 20:00
料金:680元、880元、1080元
ウェブ:http://www.228.com.cn/zhuanti/maksim2015tour

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