広州で人気のスタイリストに聞く「髪を傷めないカラーリング方法とは?」

2016/01/18

こんにちは〜〜〜毎度です。濱島です。
皆様あけましておめでとうございます。2016年の年明けはいかがでしたか? 良い年を迎えられたことと思います。私も還暦を迎える年男として、人生の中でまた一歩前進できることを願って頑張って行きたいです。広州に於いて6年目を迎え、新しい発見、展開ができることを信じて…
さて、今回もお客様から次のような質問をいただきました。
Q・ カラーリングのリタッチは、根元だけでいいのですか?今現在の色をキープしたいのですが…
A・お客様の中には既染部(今染まっている髪)をまた染めることは、髪に損傷を与えると思われている方が多くいらっしゃいますネ。
たしかに、新生部だけを染めることは施術時間も短くできる事ですし、薬剤の量も少なくて済みますし、手間もかからず料金も安くできるのではないか? と思われがちです。染まっている場所に再び薬剤を付けることは、たしかに髪に負担がかかります。染めてから2〜3ヶ月過ぎた髪は褪色(たいしょく)といって、染めた時より色素が抜けて色が明るくなっています。この明るくなった色と同じにして欲しいという方も多くいますが、残念ながら綺麗な色ではありません。なんというか色が抜けて、乾燥してパサついた感じです。
そこで美容師のプロ達は、なるべく負担をかけず綺麗に色を表現するように努力をします。
以前、この紙面にも掲載しましたが、カラーリングの薬剤成分の何が髪を傷めるのか? といいますと、そうです、過酸化水素とアルカリ剤なのです。決して染料が髪を傷めるのではないのです。
そこで、既染部に薬剤を塗布する時は、なるべく弱い濃度の過酸化水素(1%〜3%)で施術するか、髪に水を多く含ませてからにするか、または水と染料を混ぜてから塗布するか、といった方法など色々あります。このように様々な処置をすることで、髪に負担をかけず、既染部を艶のある綺麗な髪に仕上げることができます。私が施術する時にかなり水を多く含ませているのは、そうした理由があるからなのです。
あとは、なるべくアルカリ剤の中和を目的にしたアルカリ中和剤、カチオニック酸性シャンプー(今はあまり普及していないです)や、酸性トリートメントをしばらく続けて使用していけば、かなり負担は軽減されます。
※中国に於いて3%以下の過酸化水素はあまり見かけないのですが、日本人の美容師たちはその点はしっかり理解しているので、問題はないと思います。良く相談してみてください。
それではまた次回をお楽しみに〜〜〜
中国の新年を迎えるにあたり、今年も一年良い年でありますように♡
皆様に幸多からん事を願って…

スタイリスト 濱島一二スタイリスト 濱島一二
美容師歴36年を誇り、日本で美容メーカーの社
外講師としても活躍。技術はもちろん折り紙つ
きだが、頭皮や髪に刺激の少ない薬剤を使用す
るなど髪の健康を一番に考えており、広州で人
気のスタイリストの一人。

住所:広州市天河区体育西路191号中石化大厦
佳兆広場2階245-246.
TEL: (86)20-3892-2110
(86)134-5042-2334(濱島)
営業時間:11:00~21:00

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