中国語ネイティブ表現の学習。ネット小説を原作にしたテレビドラマで! 2の巻

2016/03/01

中国語を上達させたい……それなら中国のドラマや映画を見るのはいかが? ネイティブの表現方法を習得するには打ってつけの教科書だ!PPW中国人スタッフが紹介するフレーズをヒントに作品を探して視聴してみよう!

“人生如夢、白雲蒼狗”
rén shēng rú mèng,bái yún cāng gǒu
「人生は夢のようで、確かなものなど何もない」中国人女性

「白雲蒼狗」は「白衣蒼狗」とも書かれる。「蒼」は青、多くは青黒い色を指す。「白雲蒼狗」とは、世の中がめまぐるしく変化することの例え。空に浮かんだ雲が白い衣のように見えるかと思えば、すぐに蒼い狗のように変わってしまう。「祇園精舎の鐘の声……」とも通じる達観した境地の言葉に聞こえる。紹介する作品では若曦が四爺に書いた手紙に登場する。

この世で生きることはまるで夢を見ているようなもの。夢の中では確かなものなど何もない。今こうしようと決めても、すぐにその決意を変えさせるような出来事が生じる。時には、金銭欲、物欲、権力欲、色欲などの煩悩に惑わされ、自分を見失い、何をすべきかさえわからなくなっていまう。良いことも悪いことも、太陽と月が日々移り変わるように時の流れにさらわれ、やがて音もなく消え失せる。だから小さなことを気にしてもしょうがない。人に迷惑をかけていないなら、失敗を過度に恐れずに明るく楽しく過ごしたい。中国の故事成語「塞翁失馬、焉知非福」(人生万事塞翁が馬)のとおり、失ったかに見えて得ているものもある。自分が気づいていないだけかもしれない。

歩歩驚心(宮廷女官 若曦):
現代の女性が事故に遭い突然清朝中国へタイムスリップ、満州族の少女「馬爾泰・若曦」となり、9人の皇子たちによる皇位争い“九王奪嫡”に巻き込まれる。彼女は皇子たちの運命を知っているが……歴史は変わるのか?愛と運命をめぐる壮大な歴史ロマンが見どころ。

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