広州「西村 日本料理」リニューアルオープン!

2016/07/07

民師傅今年5月、約2か月にわたる改装工事を経て、「西村 日本料理」がリニューアルオープンした。テーブル席、カウンター席、座敷席、個室に至るまで、すべてが改装前よりもいっそう日本ナイズされている。洗練された和の空間へと変貌を遂げたが、ゆったりくつろげる心地良い家庭的な雰囲気は以前のまましっかりと残している。隅々に至るまで和のテイストを感じさせてくれる料理店ができたことは、広州に住む日本人にとってはうれしい限りだ。リニューアルに際し、メニューも一新されているので、その幾つかを見てみよう。

「西村」こだわりの料理
「西村」で特に人気の料理は、「塩焼喜之次」(キチジの塩焼き)と「焼地鶏肉」(地鶏モモ肉のオーブン焼き)、それに「法国凍鵝肝」(冷製フォアグラ)だ。

さかな
塩焼喜之次(キチジの塩焼き)

キチジ( キンキ)は、ビタミンEやDHAなどの栄養素をバランスよく含んでいるので、活性酸素の発生や酸化力を抑え、動脈硬化、皮膚の血管の老化を防ぎ、免疫力を高めてくれる。「西村」では、塩焼きに適したキチジを厳選し、日本から空輸で取り寄せている。キチジは塩焼きにすると、身が透けて見えるほど皮が薄い。肉質は厚くてしっかりしている。

チキン
焼地鶏肉(地鶏モモ肉のオーブン焼き)

この料理、日本人のお客さんから”これぞ日本の味!“と、絶賛されるほど人気がある。地鶏の上質なモモ肉は、皮が黄金色になるまでオーブンで15分ほど焼かれ、料理人特製の柚子胡椒が添えられる。柚子胡椒のさわやかな香りと辛味が地鶏肉の旨味を引き立てている。夏バテ気味でもこれなら食指が動くはず。

刺身
法国凍鵝肝(冷製フォアグラ)

日本料理店でフォアグラ!?……意外に思われるかもしれない。しかし、「西村」では、フォアグラを上手に取り入れている。800 〜900 グラムの傷のないフォアグラは、七割程度解凍し、赤ワインベースの特製ソースで二時間ほど煮込まれる。そのまま一晩寝かせて、次の日に冷凍庫に入れて冷製にされる。ソテーのような脂っこさはない。口に入れた瞬間、香り豊かな赤ワインの風味が口の中に広がり、そのまま溶けてしまう。甘くてコクのある味わいであることから”太らないチョコレート“と称されている。

酒これらの絶品料理を堪能するなら、おいしいお酒が欠かせない。オススメは「西村」でしか飲めない日本酒”西村清酒“だ。山形県産のお酒で、ミネラルを豊富に含んだ山形を流れる川の水で醸造されている。この水で作ったお酒にしかない独特の風味を楽しめる。
リニューアル後の「西村」には、7つの個室、4つの半個室(座敷席)がある。半個室は仕切りを取り外して約40人収容可能な大広間として使用することもできる。装いは変わっても、これまで「西村」が作り上げてきた”魂“は変わっていない。これからも、心地よい、やさしい日本料理店であり続けてくれるはずだ。

西刺身村 日本料理
住所:広州市天河区林和西路9号耀中広場2楼
電話:(86)20-8521-9332(店長 林さん、日本語可)
時間:12:00~14:30、18:00~22:00

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