今すぐ使いたくなる中国語「笑口常開, 好彩自然來」

2016/09/12

笑口常開, 好彩自然來
xiào kǒu cháng kāi, hǎo cǎi zì rán lái.

搜神傳「いつもにこにこしていると、幸運はおのずとやってくる」
「笑う門には福来る」

「笑口常開」とは、いつも笑みを絶やさない、いつでもポジティブで過度に思い煩わないということ。「好彩」は広東語で「幸運、運気が良い」という意味。いつでもボジティブな人、心から笑える人、そういう人には幸運が自然とやってくる。紹介するドラマのヒロインはどんな困難に面してもいつもこの言葉を口にして、前向きに物事に立ち向かう。

「愛笑的人、運気都不会太差」(よく笑う人は、運気が下がらない)といわれる。中には「よく笑うけど全然運気が上がらない」と言う人もいる。それはもしかすると心の状態が問題なのかもしれない。「笑口常開」「愛笑」とはただ口元や表情が笑っている状態ではない。「発自内心地笑」(心からの笑い)、晴れやかな気持ちからもたらされる笑いだ。そういう人は、困難に面しても安定した心理状態でいられる。ほほえみながら困難に立ち向かうので、周囲の人は、「なんと強い人だ、何があってもめげない人だ」と感心する。しかし、彼らは決して何があってもめげないわけではない。自分にとって対処しやすい方法を選んで問題に立ち向かっているので、はた目からは苦労もなく問題を解決しているように見えるだけだ。

ポジティブな人は、いつでも別の角度から問題をとらえることができる。問題はすでに起きてしまったのだから逃げることはできない、であれば、苦しい気持ちを引きずるよりも、割り切って対処していくほうが優れている。完全な解決は望めなくとも、起きてしまったことで傷つき落ち込むことは避けられる。

作品紹介
搜神傳
“好彩妹”などの三人が力を合わせて魔物と立ち向かい母や友を救う。「捜神記」など古代神話の要素を取り入れたファンタジー作品。「捜神記」は、東晋の文人・干宝が著した志怪小説集。

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