悲しいときに開いてますかっ？卒業写真 in 広州 - 広東総合投稿

ご存じヘイワード順が卒業写真セッションを実況レポートする！！

みなさん、悲しいことがあると、開いていますか？ 卒業写真。「嗚呼、あの頃は……♪」とつい、懐かしさが欲しくなったりで。

と、何故にまた卒業写真？ そう、ここ広州の多くの大学では毎年、11月後半から12月にかけて卒業写真セッションがおこなわれるのです。9月は新学期だし、まだ暑いし。春節明け2学期は本科4年生も大専3年生も、みーんな、実習や就職活動に忙しいし。その点、この時期はお天気上々、寒くなるにはまだ早い！今ならみんな揃ってる！ という訳でこの時期なのです。

写真セッションの準備は忙しい。特に外見関係では髪のセットとお化粧を、外からお店の人を呼んでやってもらうこともあるくらい。お化粧道具は揃っているかしら？ 白シャツに黒スカート（あ、男子はスーツ新調ね！）を買わなくちゃ（または借りなくちゃ）。髪型はどうしよう？ などなど、まあ、勉学以上に忙しくなります。は〜、気合い入ってるなぁ。

当日は、朝から学校の周りに花屋さんが集まり、大小さまざまな花束、ちっちゃいマスコットでできた花束（？）、大きなぬいぐるみなど、お祝いに駆けつけたお友達やご家族相手に、とにかく売りまくってます。ちなみに、彼氏がいる場合はやはり面子もあるようで、花束のゴージャスさの競い合いも。男の子は大変だ……。

私が初めてこの写真セッションに参加した時、「ん〜、やはり卒業アルバムだしなぁ、ここはいっちょ、スーツでキメるかー」と、きりっとした凛々しい（笑）姿で行ったのですが……。校長先生をはじめ、どの先生方もごく普通の装い。なんだか私だけ、みょ〜に浮いてしまって、なんだかKY（ 同業者先生も同じ経験有）に。終いには同僚に「なんだか先生が卒業生みたい」と笑われる始末……。ということで、その後は年甲斐もへったくれもなく、カジュアルな可愛娘ちゃんスタイルで行くようになりました。

ちなみに今年はお仕事先の2校で同じ週（曜日は別で、ほっ）にセッションが。しかし、1校では授業が入っている！ 嗚呼、今年は参加できない……と嘆いていたら。主任の先生からの一言。「授業は基礎作文、じゃ、条件いっぱい出して作文書かせといて。写真に絶対参加よっ！」は〜、優先順位はそっちなんだ、と嬉しさ以上にびっくり！！でした。ツーショット写真もお約束（笑）、いや〜、涙なしの盛り上がり度120％、楽しいセッションでした！ ふふ、来年は何を着ようかしら。

［ヘイワード 順］
「母」、「妻」、「日本語教師」、「大学生」、「ライター」、「女」の“6足のわらじ”を履いて、中国は広州でパタパタと、何でもかんでも「なんとかなるさー」で乗り切る毎日。広州歴5年になるも中国語は駄目駄目レベル。夜ごはんの主食はビール。