広州市スタイリスト「知っているようで知らない髪と肌のこと 54 最終回」濱島一二| 広東（深セン・広州）

広州市スタイリスト「知っているようで知らない髪と肌のこと 54 最終回」濱島一二

2017/03/21

シナジー

みなさんこんにちは、毎度です、濱島です。長らく連載してきましたこの記事も、今回で一応最後にしたいと思います。およそ5年にわたる連載で、私が美容師として学んできた知識等を、私の考えなりに皆さんにお伝えできた事と思っています。その中で、髪は女性の命であるということ、肌は女性美を体現できる場所としてもっとも直接的にアピールできる、と思ってきました。40年美容師を職業として多くのお客様と接し、日本においてはほぼ9割が女性のお客様であったので、色々な会話を通して、女性の皆様が持つ悩み･思考などを学ばせていただきました。美容師になってから30年近くは、いかにお客様の要望を聞き入れるか、一緒に似合うヘアスタイルを考え、基礎的な技術の中で創作してきたか。そのような考えの元に、仕事をしてきたと思います。

15年くらい前に、ある考えのグループの勉強会に入り、「美しさ」とはなんなのか？髪型（ヘアスタイル）が良ければいいのか？個性が主張され、斬新で似合えばいいのか？色々な考えの元に、美しさの根源には「健康」が非常に大切であると思い始めました。この連載においては、ほとんど健康について記事を書いてきたと思います。美容薬剤の事、化粧品の事、食品栄養学の事、毎日の生活習慣においての話題等、「美しさ」の根源である「健康」の大切さを、私の考えの元で掲載してきたと思います。もちろん私の学んできたことがすべてとは思っておりませんし、これからも多くの事を学んでいけたらと思います。

「美しさ」の源は「健康」、「身体の健康」は「精神の健康」。直近4回はスピリチュアルの考えのもとに、分からないなりにまとめたつもりです。

本職の美容師としてのヘアスタイル作りはここ10年で変わりました。特に中国に来てからは、環境･濱島一二人種の違いもあり、また多くの新しいお客様とのつながりもあり、私の考えの中には「発想の転換」が多くを占めるようになりました。とても仕事が楽しいです。「ワクワク」して以前より健康になりました。

最後に、この記事の掲載にあたりPPWの関係者並びに様々な情報を提供していただいた方々、私の中国での生活を後押ししてくれた家族に感謝したいと思います。ありがとうございました。

また新しい企画でお会いできたら嬉しいです。

濱島一二

スタイリスト　濱島一二
Kazuji Hamajima
美容師歴40年を迎え、ますます精力的に活動の幅を広げる人気スタイリスト。その軽快なトークと親しみやすさに脅威のリピーター率を誇る広州の裏番長。健康で艶やかな地髪が一番という考えで、アジア人特有の黒髪の美しさを引き立てるようなスタイリングを得意としている。

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