オシャレな和風バル「響 炉端焼き」

2017/05/09

日本でもお馴染みの「炉端(ろばた)焼き」は、お客自身の目で素材を見て選び、目の前で豪快に焼き上げられ、調理場から長いしゃもじに乗せられて料理が提供されるという独特のスタイルで発展を遂げてきた。当店は現在、中国のグルメ口コミサービス「大众点评」広州エリアの日本料理部門で常にランク入りを果たしている超人気店だ。行列の合間をぬって、その人気の秘密に編集部が迫る! 

炎の着いた皿に歓声が上がる!見て、食べて美味しい炉端焼きの魅力

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炉端焼きは宮城県仙台市が発祥と言われており、その後北海道釧路にて発展を遂げた日本料理の一つである。じゅうじゅうという食欲をそそる音や豪快に立ち上る炎など、お客の目の前で行われる一連の調理シーンは見る者を魅了し、我々を炉端焼き独特の世界へと誘う。響1階及び2階に併設された炉端カウンター前では、囲炉裏(いろり)を思わせるような趣のある炉で肉、魚介、野菜などが焼かれ、香ばしい香りを漂わせる。やがて“掘返(ほりかえし)べら”と呼ばれる長いしゃもじに乗せられ、アツアツの焼き立てが提供される。そして炉端焼きならではのパフォーマンスを楽しむうち、いつの間にかシンプルな“焼き”の魅力に引き込まれていく。魚介類はそのまま食べても十分なくらいの鮮度で、旬のメニューが日替わりで楽しめる。オススメメニューには定番の活帆立を始め、アワビ、ハマグリ、巻貝、牡蠣、大海老などが並ぶ。他に特上タンやカルビなどの肉メニュー、シメには醤油が香ばしい焼きオニギリにもかぶりつきたい。

素材の“旬”を大切に。それぞれの食材の持ち味を引き出すプロ絶妙の焼き加減

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imgpsh_fullsize-10 オレンジ色の炎に包まれ運ばれてきたのは、海辺の町で育った私にとっては故郷の味である“巻貝”だった。慣れた手つきで隙間に竹串を刺し、くるりと回して身を出す。身の先まで上手に取り出せると嬉しいのは何故だろう。プリッとした弾力がありスルスルと出て来た巻貝を噛み締めるほどに感じる至福のひととき。以前は日本にいる時にしか味わえなかったその繊細で上品な味わいに舌鼓を打ちながら、過ぎ去りし日々に見た大海に思いを馳せる。ついついもう一つ、あと一つと箸ならぬ竹串はすすみ、噛みしめれば噛みしめるほど、ああ、旨い!と呟かずにはいられなかった。店に響き渡った「いらっしゃいませ!」の威勢ある声に我に返り、先程店頭で見かけたアワビと、大海老を2本追加する。目の前にある大好物の“ホッケの一夜干し焼き”はふっくらと良い色が付いていて、箸でほぐすと脂がジュワッと出てくるほどにジューシーだ。海鮮と酒とは相性も良く、エイヒレとカワハギの炙りでちびちびとやりつつ楽しむのが私流。そういえばここには変わりデザートもあるんだったな。焼きパイナップルに焼きバナナ、南国ならではのトロピカルフルーツが炉端焼きのメニューにあるなんて、楽しいじゃないか。ふと気付くと私の周りは中国人のカップルや若者でいっぱいだった。常にアツアツの状態で食べられるのが高ポイントといったところか。この食文化が根付くといいな、と思いながら、チーズ入り炙り餅を珍しそうにつつく隣テーブルの中国人グループの様子に目を細めた。

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内装は現代アトリエを改築したような、開放感ある吹き抜けの趣ある居酒屋風レストランといった印象を受ける。この時季は半屋外のテラスカウンターで、涼風に吹かれながらビールを片手に焼き立ての海鮮というのもいい。心ゆくまで新鮮野菜・魚貝類をご堪能あれ!
★2号店新規出店キャンペーン★
この人気を受け、響 炉端焼きは早くも2号店を北京路にオープン。北京店では5月末までの新規出店キャンペーンとして、ビールが38元で飲み放題、各種ドリンクも40%OFFとなっている。真新しく落ち着いた雰囲気の中で、家族と友達と、同僚と。気の置けない仲間と共に、冷たいビール×旬の魚介を楽しんでみては。

響 炉端焼き
●兴盛路店(本店)
住所:広州市天河区珠江新城兴盛路8号105舗
電話:(86)20-3861-9374、186-8045-0586(楊・日本語可)
時間:11:30~14:30、18:00~深夜3:00

●北京路店(2号店New Open)
住所:広州市越秀区文明路70-72号3階
電話:(86)20-8306-4878、186-8045-0586(楊・日本語可)
時間:11:30~14:30、17:30~0:00

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