割烹 梅澤 UMEZAWA Japanese Restaurantグランドオープン - 広東グルメ投稿

日本料理の老舗「なだ万」で25年に渡り腕を振るってきた梅澤料理長が、満を持して「割烹 梅澤」をオープン。日本料理と言えば居酒屋で気軽に食べられるメニューが主流になっている中で、懐石料理を身近に感じ、味わってもらいたいという梅澤料理長にインタビューを敢行した。

編集部：このタイミングでお店を出そうと思ったきっかけは？
梅澤料理長(以下料理長)：と思ったきっかけは？良いビジネスパートナーに巡り合えたことが、 自分のチャンスを生かしたいと思うきっかけになりました。 なだ万の枠にとらわれず、自分の店を構え、割烹・梅澤の懐石を一ジャンルとして確立していきたいと考えました。それと、立地の問題ですね。以前(なだ万在籍時)はホテルの中にお店がありましたが、お客様に足を運んでもらうには、アクセスの良さも重要なポイントとなってくるため、外国人居住者も比較的多く、 各国の飲食店がひしめき合う現在の場所に出店しようと決めました。 今まで懐石を食べる機会のなかった日本人の方々、 そして中国人の方々にも、 もっと気軽に足を運んでもらい、味わってもらいたいですね。

編集部：海外での出店にあたり、食材など苦労した点は？
料理長：食材に関しては、こちらで手に入らないものは日本から取り寄せるようにしていますが、なるべく現地で調達しています。この地で採れる食材を研究し、 懐石料理に活かしています。 日本にいると春は春の食材というふうに、 料理から四季を感じる部分がありますが、日本に比べて、季節のものをいただくという感覚があまりないため、こちらで手に入れた地の物を如何に美味しくお客様に召し上がっていただくかということを頭に置いています。逆に日本では手に入らない食材を工夫して、懐石料理に生まれ変わらせる、と。紫芋を使ったスイーツなど、デザートまでぬかりなく、斬新でスタイリッシュな懐石をお客様に提供していきたいですね。

編集部：まずは懐石料理の周知からですね。
料理長：日本料理といえばラーメンや焼肉、また居酒屋で提供されている料理などを想像される外国人の方が多いと思います。こういったジャンルだけでなく、日本料理には「懐石料理」というものがあるのだということを、その存在を知らない方々にまずは知ってもらい、 食べてもらうということが一 番ですね。 懐石は見た目を愉しみ、香りで愉しみ、味で愉しむものだと思います。だから器にもこだわるし、盛り付け方も徹底的にこだわる。お客様が座った角度から、どう配膳したら一番美しく見えるかということまでも計算します。 一方で私は、伝統的な懐石にとどまらず、常に新しい懐石の形を模索し続けています。なだ万でやってきた味に近づけつつも、形を変えたり、調理法をアレンジしたり、梅澤でしか成し得ないオリジナル懐石料理を新たに確立するために、 常に味の進化を追求し続けていきたいですね。

とにかく料理を研究し創ることが好きなんです、と楽しく気さくに語ってくれた梅澤料理長。新しい懐石料理をこの地で広めていきたいという並々ならぬ情熱と決意、 そして10年後、20年後にも心に残る料理の創作に意欲を燃やす。扉は開いたばかりだ。これからの”割烹・梅澤”に大いなる期待が集まる。

【ディナーメニュー】
・懐石 雅 MIYABI・・・・・・・・・・・・・・500元
・懐石 吉祥 KISSHOU・・・・・・・・・・・800元
・和牛ステーキコース・・350/550/750元
・寿司コース・・・・・・・・・・450/600/800元

【ランチメニュー】
・天麩羅膳 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100元
・和風牛ステーキ膳・・・・・・・・・・・・180元
・お造り膳・・・・・・・・・・・・・・・・・ 200元 他
・お子様ランチ・・・・・・・・・・・・・・・・・60元

割烹 梅澤 UMEZAWA Japanese Restaurant 
住所：広州市天河区興盛路6号尚東君御雅苑商城首層13A号
（洗村路×興盛路）地下鉄5号線猎徳駅D出口徒歩5分
電話：(86)20-8928-7995、(86)139-2511-9598、(86)138-2607-0458（日本語可）
時間：12:00～14:00、18：00～21：30（アフタヌーンティータイム 及び深夜営業BARタイムもまもなくスタート）
WeChat公式アカウント：UMEZAWAkappou