世界に誇る製造拠点・広東を支える企業特集

2018/01/16

世界有数の製造業の中心地ともいえる広東省では、様々な産業が常に発展し続けている。そんな製造強国をそれぞれの事業で支える企業を大特集!

【広州市緑豪智能化工程有限公司】
工場建築・コンサルティング・リサイクル・人材・誘致支援。今、中国で一番ホットな工業地区として経済発展著しい佛山市で多角的にビジネスを展開する同社の董事長・郭氏と副総経理・劉氏に聞く「広東省における工業とこれからの展望」

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広州市緑豪智能化工程有限公司
郭董事長

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劉副総経理

年間経済成長率12%超!!中国随一の工業地帯として広州市を中心とする広佛経済圏の一翼を担う佛山市で2015年に創業した同社。顧客の100%が日系企業という同社が描く広東省の工業の今後とは。

PPW編集部:世界の工場」から「世界の市場」へのシフトが加速する中国であるが、新たな製造拠点を同国に設けたいと考えている企業はまだまだ多い。特に広東省においては、自動車関連の企業も多数駐在しており、その潜在能力は計り知れません。
劉副総経理:そうですね。現在、佛山市の大規模工業生産値は17萬億元とも言われ、中国国内でも第5位を占めています。外資系企業の進出もあり、重要な輸出貿易工業の拠点として国内でも確固たる地位を築いています。

PPW編集部:なるほど。現在、佛山市ではどのような企業の工場が多いのでしょうか?
劉副総経理:そうですね。家電、アパレル、運動靴、陶磁器及びその他の建築材料、金属材料の加工と生産、設備製造、電子情報、食品・飲料、プラスチック製品、石油化学製品と医薬品、家具などが製造され、日本からは電子工業や自動車部品メーカーが進出など多岐にわたります。これは政府主導の下で1960年代から進められてきた経済戦略の一つでもあります。そのため、私はこの佛山地区を“一生終わらない工業地帯”だと考えています。

PPW編集部:その中で御社の顧客が日系企業100%であるという理由をお聞かせください。
劉副総経理:100%であるという理由をお聞かせください。まずは、日系企業の“誠実さ”が挙げられます。国内のローカル企業やその他の外資系企業と違い、人材を大切にする日系企業とのお取引きには、単に工場の新築・増築・改修といった建築事業のみならず、「誘致支援」や「人事・財務・法律」といったコンサルティング業務も併せた多角的なサービスを提供することができます。単に受注した業務をこなすのではなく、10年〜20年のスパンで「現場改善」を見据えた安定したお取引きができます。

【経験豊富な営業マンが設計から施工・管理までをトータルに提案。アフターフォローも万全。】
PPW編集部:なるほど。工場建設は企業にとって大きな決断でもありますので、言葉や文化習慣のちょっとした違いから大きな損失を生んでしまうということも大いに考えられます。そういった点を細かくカバーしてくれるというのは信頼に繋がりますね。
郭董事長:そうですね。弊社には日系企業を長く担当してきた営業マンが在駐していますので、品質・アフターサービスともに他にはない高いレベルのサービスを提案することができます。

【中国ローカル企業とのネットワークがあるからスムーズな対応が可能】
郭董事長:また、弊社のもう一つの強みが中国のローカル企業とのネットワークです。創業当時から今までに培った国内のローカル企業との信頼関係には自信があり、現地の情報収集の際にはとても役立ちます。例えば、建設地の状況や役所手続きに係る諸々の対応ですね。特に政府関係の手続きは頻繁にそのシステムが変わるため、しっかりとした情報をスピーディーに集めて対応できることは大きな強みだと思います。

PPW編集部:確かに、ローカル企業でしか知りえない現地の情報が得られるのは企業にとっては大きなメリットになります。これに営業マンの的確な提案力とアフターサービスが加わることで日本のような高品質で安心のサービスをより安価に提供できる訳ですね。最後に御社の今後の展望を教えていただけますでしょうか?

【広東省における企業の進出の波はまだまだ終わらない。「広州に緑豪あり」を目指して】
郭董事長:3周年を迎える今年、広東省における事業領域拡大を目指します。中国の国内市場、特に広東省の潜在能力はまだまだ高く、世界各区からの企業の展開も多いことから、日系企業を中心に“縁”を大切にした案件の拡大をしていきたいと考えています。

【業務実績】

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広州市緑豪智能化工程有限公司
住所:
本社:佛山市南海区丹火鎮石東開発区番禺
支社:広州市番禺区市僑鎮西環路置業大厦3楼A013

電話:(86)757-8543-6696


クライアントに寄り添うサービスを提供。内外装や設備メンテナンスは、第建陽光にお任せ!

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工場・オフィス・店舗等の内外装、改装や設備工事、さらに各種設備のメンテナンスまで対応する第建陽光発展(深圳)有限公司は、1988年1月に設立。中国では、オフィスや工場等の新設に伴って、日本とは様々な事情が異なるため、専門的な知識を持った業者への依頼が必要である。第建陽光では、創業以来、多くの大手日系企業からの依頼に応え、高品質・低コスト・工期厳守等の優良なサービスを29年にわたり提供している。長年で培ったノウハウで、クライアントのニーズに合わせた、設計から建材選びなどによるコスト面のアレンジが得意。その点は、日系の同業他社とより、中国企業との競合が多いということからも明らかである。きめ細やかなヒアリングから、最適なプランを提案し、施工後のアフターフォローも申し分ないため、対日系企業への実績は、深圳を中心とした華南地区ではトップクラスであり、長い歴史は信頼へと繋がっている。深圳だけでなく、香港、広州、東莞、上海にもオフィスを構えているため、自社最寄の拠点へお問い合わせを。

第建陽光発展(深圳)有限公司
住所:深圳市深南東路5002号 信興広場地王商業中心商業大厦3F05-06
電話:(86)755-8246-1900
メール:c.yajun@foxmail.com


オフィス環境を整えるためには家具!広東省にも「コクヨ」あり!

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工場を運営するうえで、オフィスの環境整備も忘れてはならない。日本国内で知らない人はいない「コクヨ」は、華南地区において、オフィスの内装から家具までを手掛けており、主には、クライアントに最適なオフィス環境のため、厳選した家具を、商品から配置に至るまで提案している。価格帯はその他国内家具メーカーに比べると高めで、競合は欧米の家具メーカーだそうだが、近年、広東省の工場・オフィスでは、高品質家具にお金をかける傾向があり、同社の家具も多く選ばれているという。これには、考えられる理由が2つあるそう。1つ目は、より良い人材を確保し、定着させるために、まずは働きやすいオフィスづくりが大切であるという考え。そして、工場などでは、1つ目に加え、来客がある際や一般公開を行うときのために「魅せる」空間づくりの需要の高まりがあることが挙げられる。深圳にある同拠点では、内装設計も併せた総合的な提案力も定評があり。家具を中心とするオフィス空間提案販売が主な事業である。今後、広東省では、家具販売事業をさらに拡大させていきたいというビジョンを持つ同社では、工場やオフィス環境改善には、家具が要であることをより積極的に配信をし続けることだろう。

国誉家具(中国)有限公司深圳分公司
住所:深圳市羅湖区深南東路5002号 地王商業大厦2801室
電話:(86)755-8207-2818
ウェブ:www.kokuyo-furniture.cn


正銘ビジネスコンサルティングの余総経理に伺った!「広東省での工場進出・撤退のトレンドとは」

余総経理01

深圳正銘ビジネスコンサルティング有限公司の総経理、余新華氏によると、中国に工場を置くことのメリットが、ゼロになったわけではないが、新規進出の日系企業は年々減少傾向にあるそう。賃貸料金の高騰や、厳しくなった消防と環境の審査、銀行法人口座開設に、より時間を要するようになったこと等が、主なデメリットとして目立ち始めた。しかしながら、すでに広東に拠点を持つ場合、完全撤退を選択する企業は少ないそう。中国国内販売市場の拡大、部品が揃いやすく生産拠点に適した環境にあるなど、中国の、ここ広東省に残す魅力が未だあるためだ。そのため、いわゆる事業再編で運営コストを下げるなどの対策を講じる企業が増加。具体的には工場移転や吸収合併で各社の税務、通関、労務等の関連事項に関して事前によく検討し、しっかりと準備することが不可欠だそう。

正銘

深圳正銘ビジネスコンサルティング有限公司
住所:深圳市福田区深南大道与香蜜湖路交界西北 陽光高尔夫大厦1808-1809号室
電話:(86)755-2652-5005
メール:syomeisales@stakachi.com

 

 


意外なところに経費削減のヒントが!?見直してみよう、飲料水のこと。

設置例①

設置例②

工場などで働いている従業員へ、安心で安全な飲み水の確保も、中国に拠点を置く企業の課題ではないだろうか。ウォーターサーバーなどを設置するのが主流であったが、コスト(購入費・維持費など)、スペース、水質への不安など問題点も多いため、それらをクリアできる浄水システムのリースサービスが注目を集めており、KBTでは、各ポイントに浄水機能を配置し、市水をダイレクトに浄化するシステム「OZNER」を取り扱っている。まだまだ、浄水器に対する信頼性と認知度は低いのが現状ではあるが、ボトルウォーターに比べてのコスト削減、直接その場で浄水をしているため水質の安全性、ボトルレスによるエコ対策などの観点からみて、これから普及率が上がるだろうと予想される。従業員用飲料水の確保にかかるコストについては、意外と盲点ではないだろうか。間接経費を見直し、生産現場をより良くとお考えの方はKBTにお問い合わせを。

可宝得環保技術(深圳)有限公司(KBT)
住所:広東省深圳市福永街道白石厦社区龍王廟工業区A8棟
電話:(86)755-2989-9432

 

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