パーっと解決！今日は此処に決めた!!【第6回】 - 広東グルメ投稿

どこのお店が美味しいのかな？今日は何を食べよう？
あなたのそんな悩みを解決します！
第６回は広州在住のアノ人、藤尾さんに聞くイチオシのお店、正佳広場近く、設計大厦横のLa Vita é Bellaだ！

広州在住3年、日系食品商社にお勤めの藤尾諭司さん（a.k.a.藤尾さん）。お仕事柄、日本料理や中華料理をほぼ毎日食べていることもあり、プライヴェートな時間にはそれ以外の味を欲し、休みの日にはそういったものをゆっくりと味わうのが好きだという。そんな藤尾さんのイチオシのお店は正佳広場近く、設計大厦横のLa Vita é Bella（西蒙意式厨房）だ。

パルマ、ロンドンをはじめとする世界各国で腕を振るっていた経験豊かなイタリア人オーナー兼ミシュランシェフ、シモーネ・ヴィラさんはこの広州で愛妻グレースさんと出会い、La Vita é Bellaを開こうと決意した。9席というこぢんまりと、それでいて肩肘張らずにゆったりとできるここは2016年のオープンから隠れ家的な店としてお客様に愛され続けている。

さあ、藤尾さんのおすすめベスト3はこれだ‼

おすすめその1．バジルのパスタ（Spaghetti al pesto di basilico e pinoli）

「来るたび必ず注文する鉄板メニューです。絶妙！本当は他のパスタも食べてみたいのに、できない（笑）これだけははずせない。パスタがするすると入ってしまうんですよ、一皿食べ終わるまで、さらさらと。塩加減とか、味の濃さとかすべてが絶妙。パスタの硬さも最高じゃないですか！自家製バジルソースがね、素材本来の味。素朴でやさしいですよね、この味。日本でもあんまり食べられないレベルかも。最高でしょ？あ〜っ！！やっぱりみなさん、来ないでくださいっ（笑）（藤尾さん）」

「ひと口にバジルパスタと言っても、それぞれの場所、作り手によって味は全く違うんです。イタリアではバジルは欠かせない基本中の基本の食材。それをどうするか。僕のレシピはグランマの味です。家族に受け継がれる味。これがなによりも大切！グランマにコミッション払わなきゃ、かな？（笑）（シモーネさん）」

おすすめその2．カルツォーネ（Calzone al prosciutto cotto e funghi）

「生地が絶妙。真っ当なイタリアン。こっちのピザは分厚くて、こう、おなか膨れちゃうし。でもここのはカルツォーネもピザも、薄い生地でいい。ここの料理は何を頼んでもワインに合うから、自分が好きなワインが楽しく飲める。あ、今日はビールだけど（笑）一品一品の味が絶妙で、料理とお酒の関係も絶妙で、お店と心のバランスも絶妙。もう、教えたくなかったんですよ〜。来ないで、ではなくて、ほんと、教えたくなかった（笑）（藤尾さん）」

「カルツォーネも家庭の味、ハムときのこが基本です。カルツォーネを美味しく食べる秘訣は、サーブされたらとにかく速やかに食べること。インスタしているヒマは無し（笑）パリッとした生地が台無しになっちゃいますよ〜！（シモーネさん）」

おすすめその3．かぼちゃケーキ（Bavarese alla Zucca e coulis di lamponi）

「あ〜！絶妙！！かぼちゃって、ずんと密度が濃いっていうか、重いけど、これはとってもふわっとしてる。かぼちゃの味しっかりと してて、でも甘過ぎない、うん。これ、きっとマンマの味なんだろうな。実は今日が初めて。これもそうだけど、ここの料理は最後のひと口を食べたくない。あ〜、もう終わっちゃう！もっと食べていたいのに、食べたら無くなっちゃう〜！って（笑）（藤尾さん）」

「これは僕のおすすめです！もちろん、ティラミスも自信作だけど（笑）旬の味を楽しんでもらいたくて勝手に出しちゃいました。ドルチェに限らずお料理も、食材の美味しい時季があるので、そういった素材を生かしたものを食べてほしい。基本メニューだけでなく「what’s good today?」とその日のおすすめを気軽に聞いてください！（シモーネさん）」

「キッチンはパッション。それが無かったら、深みのある料理になりません」とシモーネさんは断言する。そんな料理の数々に「もう、絶妙！のひと言に尽きます」という藤尾さん。La Vita é Bellaはのんびりとした普段使いから、大切な人との特別な時間にもぴったり。「みなさん、来ないでください！」と言いたくなるその気持ち、ぜひともこっそり、味わってほしい。

La Vita é Bella（西蒙意式厨房）
住所：広州市天河区体育東路横街7-9号首層102
電話：(86)20-8526-6226（中国語、英語）
時間：ランチ 11:30～14:00、ディナー 17:00～22:00