9月8日オープン! 海鮮料理を堪能「海鮮居酒屋 魚匠鮮生」広州

2018/09/19
yoyoさん(左)/高店長(右)

yoyoさん(左)/高店長(右)

「ただ美味しいだけではダメだと思うんです。お客様一人ひとりが、家でくつろぐような、こう、安らぎですか?そういった気持ちが味わえるようなサービスこそが大切だなと。それを提供していけるようなお店づくりに挑戦しよう!とここを始めることにしたんです」日本料理の世界で仕事を始めて早10年。経営者となっても前掛けを粋にぎゅっと締め、ホールで働くオーナー店長の高さんは言う。今宵ふらりと一人で来た筆者とおしゃべりをしながら、それでいて店内にくまなく目を配り、采配をふるっている。

8月18日のプレオープンから、ここ、魚匠鮮生は、その名の通り新鮮な海鮮が売りだ。まずはこのお刺身をごらんあれ!盛りつけの美さもさることながら、この一片ごとの色艶が良い。そそる。その一片を舌に載せると……とろける。文句なしの逸品である。大根のツマも、ほのかな自然の甘さがある本山葵も名脇役だ。

魚匠鮮生_2

 

目の前では黙々と大根の桂剥きをしている料理人がいる。修業をしているのかなと思いきや。「彼がうちの料理長なんですよ」と高店長が紹介をしてくれた。若き料理長、Kenさんである。はにかんだ笑顔で挨拶をし、また黙々と大根に向う。その包丁さばきは流石、料理長だけある。薄く剥かれた大根が、さくさくさくと、お刺身用のツマとなってゆく。彼は休憩時間には料理本を読んだり、新メニューを考えたりと、とにかく馬鹿が付くほどの料理好きだということだ。

Ken料理長

Ken料理長

 

お刺身の味をさらに盛りたててくれるのはツマだけではない。当然の如く、日本酒である。店内に並ぶ、日本有数の蔵元から届いた酒瓶の数々。優しい口あたりのまろやかな大吟醸、すっきりと潔さのある辛口など、お好みに合った日本酒が必ず選べるだろう。ということで、筆者は辛口をチョイス。

魚匠鮮生_3

 

「あの、よかったらこちらはいかがですか。日本酒に合うと思いますよ」とお勧めしてもらったのが、ひょうたん漬といぶりがっこだ。え?ひょうたんって、漬物になるの?と疑心暗鬼で頼んでみると……。か、可愛い❤ちびっこひょうたん、そのままの形である。豊臣秀吉の馬印、千生瓢箪の、あのいっぱい付いてる部分のひょうたんを思い出す。ひょうたんも、いぶりがっこも、日本から仕入れているそうだ。漬かり具合も絶妙、富士に月見草ならぬ、日本酒にひょうたん漬。まさに日本の味である。

魚匠鮮生_4

 

「日本食の食文化を通じて日本を伝えていく。『ここ中国でもできるんだ』ということにチャレンジしてます。経営者だから上、ホールスタッフだから下とかいうのではなく、料理人、ホール、私、みんながチームとしてできること、やりたいことをする。そして、店側だけではなくお客様のご希望も含めて、みんなにとってより良いことを形にして実現していきたいんです」という高店長の言葉通り、店で働くスタッフ達の元気の良さ、その笑顔が目を惹く。そんな中にいる自分までもがなんだかチームの一員になったようで、日頃の疲れはどこへやら、心がほとびてゆく。

「食、という漢字って『人』と『良』でできてるじゃないですか。食は人を良くしていくもの。健康的に、心もお腹も満たしていかなきゃ!」今宵一番の酒の肴、〆はこの言葉であった。

 

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魚匠鮮生_info

海鮮居酒屋 魚匠鮮生
住所:広州市天河区馬場路28号112鋪
電話:(86)20-8852-2695、(86)159-1871-7123(高、日本語可)
時間:12:00~14:00、17:30~23:30

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