注目料理店ひしめく広州・馬場路特集!!

2018/12/10

広州に新・日本食激戦区が誕生!?
注目料理店ひしめく馬場路特集!!

広州きっての経済区・珠江新城の西に存在する賽馬場(サイマーチャン)。かつてアジア第2の規模を誇った歴史あるこの競馬場跡の傍には現在、日本料理店をはじめとする様々なお店が立ち並ぶ。今回はこの“新・美食ストリート”・馬場路を一挙ご紹介!!

 

65年の歴史を受け継いだ牛肉専門店の、その味わい。
王の名にふさわしいKING大志

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2015年2月のオープン以来、広州在住の日本人、グルメな広州人の舌を魅了してきた本格焼肉店「KING大志」。「自らの目で確認し、これだと思うものしか提供しない」というオーナーのこだわりは、まさにKINGの名にふさわしい。

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馬場路にあるのは広州4号店。メニューを見ると、ヒレなどの特上部位「特」、あれもこれも味わいたい時の「盛」、肉々しさが満喫できる「厚」、そしてサーロインなど上級部位「極」4つに分かれている。その日の気分、人数、メンバーと、TPOに合わせて選べるのが嬉しい。

KING大志では国際公認A5級の牛肉を使用しているので、どれを食べても文句なしの美味しさ。その中でも今、一番の推しは、誰が何と言おうと牛タンだ。牛タンの中でも希少部位のタン元を使用、それを惜しげもなく厚切りでサーブしてくれる。一目見ただけで、間違いなく、食欲がダイレクトに刺激されてしまうだろう。

また、お肉本来の美味しさをよりアップしてくれるのが炭火。炭火で焼かれたお肉は香り高く、お箸が止まらなくなるほどだ。65年の歴史と、最高級の牛肉と、炭火の香り。この誘惑に勝てる人は果たしているのだろうか。まずはそれをぜひ!確かめてみてほしい。

 

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※4号店でのみ使用可

 

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KING大志4号店
住所:広州市天河区馬場路28号富力公園101舗
電話:(86)20-8981-1064、(86)187-2001-2429
時間:11:00~14:00、17:30~23:00

KING大志2号店
住所:広州市天河区越秀区華楽路38号(広恰大厦2階)
電話:(86)20-8360-2330
時間:11:30~23:00

KING大志3号店
住所:広州市天河区林和中路136号111舗天誉花園
電話:(86)20-8757-6715
時間:平日10:30~14:00 / 17:30~23:00、土日10:30~23:00


 

 

「美」味しい「豚」はやはりここでなきゃ!
Bitonで舌もおなかも大満足!

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10月30日、ガーデンホテル横の建設六馬路に本店がグランドオープンしたばかりのBiton。馬場路にあるこの3号店も負けてはいない。一歩店内に入れば、一日の疲れもほぐれる雰囲気の居酒屋スタイルだ。

おススメ料理はなんといっても店名通りの「豚」。パチパチと微かな音をたてて運ばれてくる黄金色のトンカツは、ひと噛みごとに、サクサクとした衣の食感と、しっとりジューシーなお肉の柔らかさ。その対比が口の中で一緒になると、「美」しきハーモニーが奏でられる。

じゅうじゅうと、熱々の鉄板の上に載せられた焼き肉も、待ちきれない旨さだ。焼けた長ネギとタレの優しい甘さが肉を引き立てる。舌をやけどしないよう、はふはふと頬張りたいひと品だ。生ビールで、日本酒で、リラックスしながら美味しい豚を堪能しよう!

 

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※①と②サービスの併用は不可
※馬場路店でのみ使用可

 

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Biton
住所:広州市天河区馬場路28号富力公園105舗
電話:(86)20-8758-5561、(86)180-5427-6866
時間:11:30~14:00、17:30~24:00


 

 

 

【日本料理】 

鮨処 栄
住所:天河区馬場路28号114舗
電話: 020-8560-8832

魚匠寿司〆-居酒屋
住所:天河区馬場路28号
電話:020-8852-2695 / 159-1897-7123

大阪焼肉バカ一代
住所:天河区馬場路28号富力公園28一楼
電話:020-8708-5597

磯貝
住所:天河区馬場路28号富力公園1階103舗
電話:139-2274-3535 / 182-0202-2248

串八・炉端焼き
住所:天河区馬場西路黄埔大道西668号馬会酒店大堂内
電話:020-8752-6235 /133-6003-8631

友・飲兵衛
住所:天河区馬場路16号富力孕盛大厦B座1階
※2018年12月初旬オープン予定


 

【その他各国料理・BAR・CAFE】

Happy Monk(BAR)
住所:天河区馬場路36号太陽新天地1階124号
電話:020-3832-5317

GAONNURI(ベーカリー)
住所:天河区馬場路28号111-1
電話:186-2085-6170

Kiss Bottle(BAR)
住所:天河区馬場路36号太陽新天地東広場駐車場入口
電話:020-8981-0468

Cafe Fashion(カフェ)
住所:天河区馬場路28号107号舗
電話:020-3820-6535

KK威士忌吧Whisky&Cigar(BAR)
住所:天河区馬場路28号富力公園28-106舗
電話:020-8520-8642 / 181-0257-9997

新越盏(東南アジア料理)
住所:天河区馬場路36号太陽新天地B1層(九毛九近く)
電話:020-3532-5332

橄榄小馆意式餐厅(イタリア料理)
住所:天河区馬場路太陽新天地L608
電話:020-3832-5116


 

【中国料理】

桃園明宴(広東料理)
住所:天河区黄埔大道西668号馬場 (西門内)
電話:020-8527-2888

金広名厨(広東料理)
住所:天河区黄埔大道西668号賽馬場内馬会酒店2期5楼
電話:020-3787-3333 / 020-8757-8888

稻香酒家(広東料理)
住所:天河区馬場路36号太陽新天地購物中心7楼708号
電話:020-3832-6088 / 020-3832-6099


 

馬場路ひと口コラム

賽馬場の歴史~広州賽馬会発足から現代まで~

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珠江新城西側、地下鉄5号線潭村駅の北側にある巨大なエリア、賽馬場。ギャンブル競馬が禁止されている中国で競馬場などあるはずがない……と不思議に思う人もいるだろう。実は、この場所はほんの十数年前まで、正真正銘の競馬場だったのだ。中国で近代競馬が開催されていたなんて!と驚くと同時に、何故、ここに競馬場が作られ、何故、今では跡形もなくなっているのかという疑問がわく。

ここ中国における近代競馬の歴史は意外に古い。19世紀中頃には世界規模の競馬が行われていたのだが、後に賭博を伴う競馬ができなくなり、競馬は消えてしまったように思われている。ところが、1980年代末の広州では、当時衰退していたスポーツの復興をと考え、その一つとして競馬開催を望む声が挙がった。もともと競馬の歴史があったわけだから、それを復興させたいと願うのは当然ともいえるだろう。念願かなって、1992年に「広州賽馬会」が発足、そして、1993年にはこの地に広州賽馬場(競馬場)が落成したのだ。

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この広州賽馬場、当時は香港・沙田馬場に次ぐアジア第二位の規模を誇っていた。更には、驚くことに「馬彩」(馬券)も登場、火・木・日の週三回、昼と夜に分けてレースが行われていたのだ。1994年には最盛期を迎え、開催日には1〜2万人の観客が訪れていたという。

ところが、この熱狂ぶりに、当局はギャンブル性のある競馬をやめるよう忠告。これに対し主催者は、それまで使ってきた「投注博彩」(賭けくじ)という呼び方を「智力測験」(知能テスト)と言い換えたり、「門券対実物奨」(景品式)の形に改めたりするなど、折り合いをつけるべく手をつくしていた。しかし、1999年11月には停止命令が出され、12月12日が最後のレースとなってしまった。約7年間、合計757レースが開催された広州競馬場は、こうして競馬場としての短い歴史に終止符を打ったのだった。しかし、後の跡地再開発時には、二つのスコアボードを撤去せず、永久記念物とすることが決められた。

過去にはこのように、いろいろあったとはいえ、現在もなお「賽馬会」は存続している。現在の跡地を歩いてみると、現代の”馬“、バスが整然と並んでいた。跡地の一部はバスの検査場となっていたのだ。それでも、レース場を照らす照明やコーナーに建つ走路監視塔、馬たちが待機する厩舎などが残っており、競馬場の面影を見つけることができる。

この近くに来たら、”万事塞翁が馬“、賽馬場のように、人生には何が起こるか分からない、と実感できるかもしれない。

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